【AMX-004 キュベレイ】
SPEC |
型式番号 |
AMX-004 |
全高 |
20.6m |
本体重量 |
35.2t |
全備重量 |
57.2t |
ジェネレーター出力 |
1820kw |
スラスター総推力 |
61600kg |
姿勢制御バーニア |
12 |
センサー有効半径 |
10900m |
装甲材質 |
ガンダリウム合金 |
武装 |
ビームサーベル(ビームガン)
ファンネル |
メインパイロット |
ハマーン・カーン(アクシズ・摂政) |
宇宙世紀0079.12.31。地球連邦政府とジオン共和国との間で終戦協定が締結されるのと前後して、ミネバ=ラオ=ザビを含む一部の公国軍残党はいったん木星圏へ逃れた後、小惑星アクシズへと逃げ延びた。彼らはジオン再興を夢見、兵力を蓄えると共に、新型MSの開発も行った。そのプランの一つが、1機で戦艦数隻分の戦果を挙げたと言われる「MAN-08 エルメス」の改良計画であり、結果として生まれたのがニュータイプ専用MS・キュベレイなのである。
エルメスとビット(攻撃用子機)との組み合わせというコンセプトを継承したキュベレイは、エルメスの発展型であることを意味する「エルメス2」というコードネームで開発され、小型化されたエネルギー充填型のビットは、形状がジョウゴに似ていたことからファンネル(FUNNEL)と呼ばれるようになった。キュベレイは、機体制御そのものにサイコミュが援用されていると言われており、当時最高水準のニュータイプ専用兵器であると同時に、圧倒的な機動性と運動性および高レスポンスを実現した高性能MSであったと言える。
1号機は高いニュータイプの素養を示したアクシズの指導者ハマーン・カーンが搭乗し、脅威的な機動力と攻撃力で連邦系のMSを圧倒した。
なお、アクシズ内にはハマーン・カーン以外にキュベレイに対応できるナチュラルニュータイプは存在しなかったと言われており、以降生産されたMk-IIや量産型には強化人間およびそのクローンが搭乗していたものと思われる。
キュベレイが実戦に投入されたのは、グリプス戦役も末期に差しかかった時期であった。それまでにアクシズが使用したMSは、量産型のAMX-003ガザCのみで、アクシズは自らの戦力を温存していたのである。キュベレイが実戦に投入されたのは、ティターンズのコロニーレーザーを破壊もしくは奪回するためにエゥーゴが共闘を申し出た際のことで、ハマーンはその交渉のため、キュベレイを駆って単身アーガマに乗り込んでいる。
最後の戦闘となったのは、第一次ネオ・ジオン抗争末期、グレミーの反乱によるネオ・ジオンの内部抗争が終結して後のことであった。そしてハマーンは、非常に個人的な思惑でZZガンダムとの決戦に挑み、撃破されている。
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