●簡単なストーリー |
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地球連合とプラントとの戦争を描いた作品です。
この世界の人類には、遺伝子をいじって誕生したコーディネイターと、何もいじらずに誕生したナチュラルがおり、双方は感情的な対立関係にあります。
コーディネイターたちが住むプラントに、ナチュラルたちの地球連合が核ミサイルを撃ち込んでしまうという「血のバレンタイン」事件を契機に戦争が起こり、プラントの軍隊「ザフト」がモビルスーツを投入し、地球上を制圧していきます。モビルスーツを持たない地球連合にとって不利な状況のまま戦局は進み、やがて戦局は膠着状態に陥ります。
物語は、地球連合の新造艦アークエンジェルを中心に進んでいきます。
主人公であるコーディネイターの少年キラは、ひょんな事から地球連合のモビルスーツ「ストライク」のパイロットになってしまうのですが、主にナチュラルで構成される地球連合の中にいる事で、ナチュラルが潜在的に抱くコーディネイターへの恐怖・嫌悪感を目の当たりにしたり、コーディネイターの友人は当然ながら敵として自分の前に現れてくる事などに悩み苦しみながら、成長していく姿を描きます。
ナチュラルとコーディネイターという「人種間の対立」と、戦わないで解決する方法はないのだろうかという「非戦」が、物語の大きなテーマとなっています。
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●メモ |
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平井久司氏によるキャラクターデザインや、人気声優を起用した事で、女性ファンからの圧倒的な支持を受けました。また、主人公機などの格好良さから、子供たちからの人気も高いです。ただ、それと同時に一部の旧来のファンによる反発もありました。
しかし、全体的に見るとファーストガンダム(=「機動戦士ガンダム」)に次いで、圧倒的な人気を得た作品と言えると思います。
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●スペシャルエディションについて |
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スペシャルエディションはTV版の総集編であり、全部で3作あります。
主人公キラからの視点を中心に描いているため、キラがあまり関わらないエピソードを中心にカットされてまとめられています。
また、新規カットが加えられ、TV版では姿を見ることができなかったキャラや、とあるキャラの素顔が見られるようになっています。
編集の関係上、SEEDの物語の全体像はやや掴みにくいですので、出来ることならTV版をご覧になるのをオススメします。このスペシャルエディションは、TV版を見た後でご覧になるのがベストではないかと思います。
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●後日談について |
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DVD版の最終巻には、10分ほどの新規エピソード「星のはざまで」が追加されており、そこでは最終話の後日談が描かれています。
ただし、この「星のはざまで」はレンタル版のDVDには収録されておりませんので、ご覧になりたい場合はDVD最終巻(13巻)を購入してください。
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