・月刊ホビージャパン連載(2007年12月号〜2009年12月号)


 スタッフ




 解説

 本作は、「機動戦士ガンダム00」公式外伝三作品の中の一つである。

 ガンダムシリーズの大きな魅力の一つであるMSV(モビルスーツバリエーション)を中心に展開され、00本編メカデザイナーによる描きおこしMSVを毎月一体紹介し、デザイナー本人によるイラスト設定と、それを元に作られた模型により構成される。
 また、本編SF考証を務める千葉智宏氏による機体解説文は単なる機体解説ではなく、すべてMS開発史研究者ロベール・スペイシーの著書の一部からの引用という形になっており、アニメ本編の時代よりも未来から、過去を回想する形になっているのが特徴である。


 主な登場人物

●ロベール・スペイシー

 50歳。MS開発史研究者。
 元々は政治歴史学者であったが、30代の時にその後の世界に大きな変革をもたらしたソレスタルビーイングの一連の事件を身をもって体験。さらに、ソレスタルビーイングの「ガンダムエクシア」の特殊装備を偶然目撃した事が大きな衝撃となり、彼はその後の研究テーマをMS開発史にシフトし、研究に没頭する事となる。
 MS研究については、メカニカルな観点からの研究者が多い中で、開発史に着目するスタイルは他に類似研究を行う者がいなかったこともあり、長く評価される事がなかった。しかし、ここ数年再評価される動きが高く、注目を浴びるようになっている。


●デボラ・ガリエナ

 2307年時、24歳。
 国連の軍事条約査察チームに所属する女性テストパイロット。主に国連加盟各国による新型機の条約規定への抵触をチェックする任を受け持っていた。そのため、各国の新型機に搭乗する機会も多かった。ソレスタルビーイングとの関わりも多く、沖縄のユニオン基地でのガンダムエクシアとの戦闘など、数度の接触がある。
 ロベールとは行く先々で出会う事になり、この事は彼女にしてみれば「腐れ縁」であり、ロベールから見れば「赤い糸」であったようだ。また、彼女と同じ国連所属のアレハンドロ・コーナーの存在が、後々彼女の人生を大きく狂わせる事になる。


 モビルスーツリスト

No. 発表号 機体名 デザイン
1 '07 12月号 GN-001/hs-A01「ガンダム アヴァランチエクシア」 海老川兼武
2 '08 1月号 GN-002/DG014「ガンダムデュナメス トルペード」 柳瀬敬之
3 '08 2月号 SVMS-01SG「ユニオンフラッグ陸戦重装甲型(シェルフラッグ)」 福地 仁
4 '08 3月号 MSJ-06II-AC「ティエレン対空型」 寺岡賢司
5 '08 4月号 GNW-001/hs-T01「ガンダムスローネアイン トゥルブレンツ」 鷲尾直広
6 '08 5月号 GN-003/af-G02「ガンダムキュリオス ガスト」 柳瀬敬之
7 '08 7月号 GNX-509T「スローネヴァラヌス」 鷲尾直広
8 '08 8月号 SVMS-01AP「ユニオンフラッグ オービットパッケージ コロニーガード仕様(コロニーガードフラッグ)」 福地 仁
9 '08 10月号 GNX-604T「アドヴァンスドジンクス」 海老川兼武
10 '08 11月号 GN-004/te-A02「ガンダムナドレ アクウオス」 柳瀬敬之
11 '08 12月号 GN-0000/7S「ダブルオーガンダム セブンソード」 海老川兼武
12 '09 1月号 MSJ-06II-ED「ティエレンジィージュー」 寺岡賢司
13 '09 2月号 GN-006/SA「ケルディムガンダム サーガ」 柳瀬敬之
14 '09 3月号 GNX-704T/FS「アヘッド強行偵察型」 寺岡賢司
15 '09 4月号 AEU-09/LS「クラウス専用イナクト ランドストライカーパッケージ」 福地 仁
16 '09 5月号 GN-007/AL「アリオスガンダム アスカロン」 柳瀬敬之
17 '09 6月号 GNW-20000/J「ヤークトアルケーガンダム」 鷲尾直広
18 '09 7月号 GNZ-001「ガルムガンダム」 柳瀬敬之
19 '09 8月号 GNX-612Τ/AA「スペルビアジンクス」 海老川兼武
20 '09 9月号 GN-008GNHW/3G「セラヴィーガンダムGNHW/3G」 柳瀬敬之
21 '09 10月号 GNR-010/XN「ザンライザー」 海老川兼武
22 '09 10月号 GNX-Y802T「ノーヘッド」 寺岡賢司
23 '09 11月号 GN-000FA「フルアーマーOガンダム」 大河原邦男
24 '09 12月号 −−− −−−
S01 '09 9月号 GNX-604T「アドヴァンスドジンクス(デボラ機)」 海老川兼武
S02 ムック CB-0000G/C/T「リボーンズガンダム オリジン」 海老川兼武


 ムック




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