イルミナーティ 【いるみなーてぃ】 |
人類の発展を願って結成されたクラブ。本部や基地を持たないが、世界中にメンバーが点在している。その規模を把握することは困難で、自分が所属している組織が“イルミナーティ”であることを知らない者も含めると、数万人単位のメンバーがいる。そして、各自が自分に可能な方法で常に他のメンバーと連絡を取り合い、活動している。
独立した軍事力は一応あるものの、通常は各政府に属する軍の内部にいる協力者が、自身の権限の範囲内で活動のサポートをする。
イルミナーティは、国土というものを基準に成り立っておらず、既存国家の枠を越えたネットワークであるため、各セツルメントとの利害・対立関係は存在しない。
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ガイア 【がいあ】 |
サイド8の名称。
なお、U.C.0223年当時のサイド1〜7の名称は不明である。
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国家議会 【こっかぎかい】 |
正式には「セツルメント国家議会」という。
U.C.0218年に瓦解した地球連邦政府に代わり、親地球派の各サイドを取り込んで樹立された。強大な軍事力を持ち、これに参加しないサイドや月都市に圧力を加えている。
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サイド 【さいど】 |
位置的・政治的に同じ規定の中に集まったいくつかのセツルメント群の呼称。
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G-SAVIOUR 【じーせいばー】 |
ジョン・セイバーをリーダーとするモビルスーツ開発集団“セイバーチーム”によって開発された、セイバーシリーズ7番目の機体。メインフレームをベースとし、各種オプションを換装することによってさまざまなフィールドに対応する。機体各所に見られるハードポイントは、外付け式のアタッチメントの接続部であり、その数が機体の拡張性の高さを物語っている。セツルメント国家議会軍に反目する秘密組織“イルミナーティ”に所属する。
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食料危機 【しょくりょうきき】 |
人工の宇宙都市である各セツルメントでは自給自足が出来るようになっているため、この問題は基本的に起こらない。U.C.0223年に起きているこの問題は、あくまでも惑星である地球自治区でのことである。
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セイバーシリーズ 【せいばーしりーず】 |
セイバーチームのリーダーであるジョン・セイバーは、イルミナーティに参加する以前に他の機関で5機種ほどMSを設計している。そのため、彼がイルミナーティに参加してから開発したMSは6機種目以降となり、機体識別用にアルファベットが割り振られた“セイバーシリーズ”と呼ばれている機体は、6番目にあたる「F-SAVIOUR」から存在することになる。
イルミナーティ内でのセイバーチームのMS開発は5年前に始まっており、U.C.223年現在までに、すでに4機種が製作され、各方面に極秘裏に配備されている。
セイバーシリーズは、用途や運用フィールドに合わせて、それぞれ異なる機能とシルエットを持つ別機種になっており、それぞれの分野でU.C.0223年現在までの最高水準の機体である。なお、I-SAVIOUR「イリュージョン」だけ名前が判明している。
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セツルメント 【せつるめんと】 |
宇宙空間に浮かぶ人工の円筒状の建造物。その内側に人は人工の大地を作って生活している。セツルメント内では回転する遠心力によって重力を得ている。『ガンダム』作品内では「スペースコロニー」と呼ばれていた。
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ニンバス 【にんばす】 |
G-SAVIOURと連携して使用できるMS母艦。イルミナーティが隠密行動をする際に、MSを3機ほど搭載して各サイド間を移動するためのものであるため、対艦戦闘用の装備等は特に搭載されていない。ただ、艦の内部にはG-SAVIOURの運用上で必要となる“換装チューブ”という特殊システムが組み込まれており、この中でG-SAVIOURのメインテナンスや各モードへの装備の換装ができるようになっている。
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BUGU 【ぶぐ】 |
U.C.0221年にセツルメント国家議会軍に制式採用されたこの機体は、長距離侵攻から治安維持までのさまざまな戦闘局面を想定して開発された多目的MSである。特に長時間の作戦行動を実現するため、ビーム系の装備はサーベルのみとし、エネルギー消費を抑えることによって、既存のMSに比べ3倍近い時間の連続稼働を実現している。また、マニュピレーターには現用のMS火器類をすべて使用可能とするためのアダプターを内蔵。使用する武装を選ばないクレーバーなMSとしての評価も高い。オプションとして2段式のスカート型ブースターユニットを装備することにより、重力下での飛行・宇宙空間での長距離侵攻を可能とすることから、議会軍の主力MSとして各方面への配備が急ピッチで進められている。 |