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■ GPシリーズ編

□□ガンダム開発計画□□

一年戦争時に連邦軍の旗機となった“ガンダム”を指標として、
一年戦争後、「連邦軍再建計画」の一環として、MSの更なる高性能化を目指したプロジェクト。
連邦軍のジョン・コーウェン中将管理のもと、
U.C.0081年10月20日アナハイム・エレクトロニクス社において極秘裏にスタートした。
“GPシリーズ”として、用途に合わせた数パターンの機体が開発された。



 RX-78-2 ガンダム
 RX-78GP01 ガンダム試作1号機
 「ガンダム開発計画」の内の“汎用型MS”の重力下仕様機。
 実験機であるためセンサー類などが増設されており、RX-78に搭載されていたバランサーやセンサーは、さらにブラッシュアップあるいは設計変更され、むき出しで仮説されている部分もある。
 また、より人間に近い運動・可動が可能なように設計されており、これは後にムーバブルフレームへと昇華される。
 さらに、パイロットおよび戦闘データなどのサバイバリティを確保するため、コア・ブロック・システムを採用している。
 コードネームは“ゼフィランサス”。ちなみに、ゼフィランサスの花言葉は「清い愛」。
主なパイロット:コウ・ウラキ
 RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン
 RX-78GP01を空間戦闘に対応できるよう改装した機体。
 当初は、追加装備による空間対応が予定されていたが、GP01が戦闘によって大破したため、逆に地上におけるデータのフィードバック、新たに提案されたアイディアなどを盛り込むことができた。
 ゆえに、当初の設計案とはかけ離れてしまったため、機体ナンバーがGP01Fbと変更された。
主なパイロット:コウ・ウラキ
 RX-78-2 ガンダム
 RX-78GP02A ガンダム試作2号機(初期設計案)
 GP02Aの初期設計案。
 当初のプランでは、MS-09ドムの設計思想を受け継ぎ、強固な装甲と強力な火力で敵陣深く進入し、拠点を要撃するというものであった。
 設計の途上で様々な武装バリエーションが検討され、最終的に核装備という案に行きつき、GP02Aとなるのである。
 RX-78GP02A ガンダム試作2号機
 「ガンダム開発計画」の内の“強襲用MS”。
 「いかなる環境・状況であっても、敵およびその拠点を撃滅する」ことを目的をしており、そのために“核”が搭載されている。
 この核兵器は戦術核として申請・登録されているが、実際は戦略核クラスの破壊力を持っている。
 機体自体は、核使用の際にその爆心付近に位置することとなるため、専用シールドに冷却装備が施され、全ての装甲は耐熱、耐衝撃処理されている。
 背部には核弾頭の貯蔵・発射装置があるため、スラスター類は肩に設置されている。
 この総推力は膨大であり、重力下においてもホバー走行が可能なほどである。
 コードネームは“サイサリス”。ちなみに、サイサリスの花言葉は「偽り」。
主なパイロット:アナベル・ガトー
 RX-78-2 ガンダム
 RX-78GP03 ガンダム試作3号機
 「ガンダム開発計画」の内の“要塞攻撃用MS”。
 MSにMA級の火力・機動能力を持たせることを念頭におき、さらに拠点防衛用としても運用できるようにするため、“オーキス”というアームド・ベースと合体して運用されるようになっている。
 当時のMS水準を遥かに上回る武装と推力を有しており、オーキスに収められた武装以外にも、戦艦の主砲クラスの破壊力であるメガビームライフル、巡洋艦クラスならば容易に切り裂く大型ビームサーベルを装備している。
 なお、MSとアームド・ベースが合体してMAのようになるという思想は、後の「Z計画」における可変MSプランに影響を与えたとも言われる。
 コードネームは“デンドロビウム”。ちなみに、デンドロビウムの花言葉は「我儘な美女」。
主なパイロット:コウ・ウラキ
■RX-78GP03ガンダム試作3号機から派生する機体

 RX-78GP03S ガンダム試作3号機ステイメン
 GP03の核となるMSユニット部である。
 通常はオーキスと合体し“デンドロビウム”として運用されるが、何らかの理由で“デンドロビウム”が使用不可能になった場合、ステイメンのみを脱出ポッドとして使用することも可能である。
 単にMSとして見ても性能は第一級で、ザク、ジムといった一般MSでは及びもつかないほどの性能である。
主なパイロット:コウ・ウラキ

 RX-78-2 ガンダム
 AGX-04 ガーベラテトラ
 本来は「ガンダム開発計画」の内の1機であったが、GP01とコンセプトが一部重複してしまうため、お蔵入りとなるはずの機体であった。
 本機は、そのスペックを確認するための試作機であり、ジオン系の技術者が多く携わったため、ジオン色の強い外観をしている。
 プロペラントタンクと追加スラスターユニットであるシュツルム・ブースターが最大の特徴で、これを接続することによりその機動性能は格段に向上する。
 なお、アナハイム社との密約により、デラーズ・フリートへ譲渡された。
 当初の予定では型式番号は「RX-78GP04G」、コードネームは“ガーベラ”となるはずであった。
主なパイロット:シーマ・ガラハウ