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■ RMS-099編

 RX-098 プロトタイプ・リックディアス
 ガンダリウムγ合金を使用して製造された最初の機体。
 クワトロことシャアがアクシズからもたらしたこの合金は、軽量で堅牢であったため、MSの装甲に用いる材質としては理想的であった。そこで、エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクスが、即戦力として求める機体にもこの合金を使用することが決定したため、その試作機として製造された。
 RMS-099 リックディアス
 反地球連邦政府組織エゥーゴと、アナハイム・エレクトロニクスが共同開発した機体。
 ガンダリウムγなどの技術をベースに、アナハイムの会長であるメラニー・ヒュー・カーバインの指揮のもと、基本フレームなどは地球連邦軍製MSから流用し、経費の節減と建造期間の短縮を図り、即戦力として迅速に整備できるよう製造された。ガンダリウムγ合金を使用したことにより、その能力は高性能なものとなっている。
 公国系の技術者が多く携わっていたため、外観はジオン系の機体のようになっている。当初は、「γガンダム」と呼ばれていたが、喜望峰を発見したバーソロミュー・ディアスにちなみ、「リックディアス」とクワトロが名付けた。
 機体色は基本的に黒で、クワトロの乗機のみ赤となっていた。しかし、後にクワトロ機にあやかり、全ての機体が赤の塗装に変更されている。
主なパイロット:クワトロ・バジーナ、アポリー、ロベルト、アムロ・レイ
■RMS-099リックディアスから派生する機体

 MSK-008 ディジェ
 カラバの手により、RMS-099「リック・ディアス」を地上仕様に改修した機体。
 装甲形状は空力特性を考慮して全面的に一新され、機構的な余剰を省いて大幅な軽量化が図られた。それに伴って相対的に推力が向上したものの、空力と言っても基となった形状が形状だけに、目立った効果は上げられなかった。
 しかし、アムロ・レイ大尉の搭乗により、一定の戦果は挙げている。
主なパイロット:アムロ・レイ
 RMS-099B シュツルムディアス
 RMS-099「リックディアス」の火力増強型。
 背部のランダムバインダーが、メガ粒子砲を内蔵するグライバインダーに換装されている。
 開発は、もちろんアナハイム・エレクトロニクスであったが、政治的裏取引により、エゥーゴからネオ・ジオンに数機が譲渡された。本来は、リックディアス隊の中から選ばれたエリートパイロットチーム用に支給される予定であった。
主なパイロット:サトウ


■ MSN-00100 百式 《→ MSN-00100編

 MSA-099-2 リックディアスII
 RMS-099「リックディアス」の改良型。
 RMS-099B「シュツルムディアス」と違い、機体各部を大幅に改修している。