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■ MS-09編

 MS-07C-5 グフ試作実験機
 YMS-09 プロトタイプドム
 MS-07C-5の稼働データ、MS-07H-4のホバー推進機能を受け、重力下でのMSの機動力向上を目指し、完全新設計されたMS。
 2機が生産され、各種のテストを受けた。
主なパイロット:フレデリック・クランベリー
■YMS-09プロトタイプドムから派生する機体

 YMS-09D ドム トロピカルテストタイプ
 砂漠地帯。酷暑地帯での使用を前提とした実験機。
 キャリフォルニア・ベースにあったYMS-09のうち1機がベースとして使用された。
 テスト期間中は各種プランが試されたが、いずれも安定した性能は得られなかった。
 なお、最終的にこのタイプへの改修が行われたのは10機に満たなかったとされる。
主なパイロット:ロイ・グリンウッド

 MS-09 ドム
 YMS-09のテスト結果を受け、システムの微調整と外装上の整理がなされ、制式採用される。
 ホバージェット推進機能を設けた画期的な機体である。
 先行量産機は、「黒い三連星」に渡されたため、三連星仕様のカラーリングがそのまま制式採用となる。
主なパイロット:黒い三連星
■MS-09ドムから派生する機体

 MS-09F ドム・フュンフ
 「統合整備計画」の発表以降に、ツィマッド社が独自に“ドム”そのもののスペック向上をめざして開発した機体。
 前線の要望に応じて、各種バリエーションを生産することが可能であったため、熱帯地方型の生産が多く早かった。
 なお、一年戦争末期には、空間戦闘用の機体がグワデンに搭載されていたことが確認されている。
 MS-09F/TROP ドム・トローペン
 YMS-09Dの実戦投入で得られたデータを元に、熱帯地方、特に砂漠地帯の環境への最適化を目標に再設計された機体。特に、脚部の構造は当初から砂漠に対応した表面効果が高い形状を持っている。
 また、装備の互換性は徹底的に改善されており、ビーム兵器以外の武装であれば、ほとんどが無調整で使用することが出来る。
 大戦最末期に生産が開始されたため、一年戦争の期間中に稼働した機体数は決して多くないが、戦後、公国軍残党によって相当数が運用されたと言われている。
主なパイロット:アダムスキー
 MS-09G ドワッジ
 外装式プロペラントタンクの増設による戦闘持続時間の強化など、各種改良が施された
ドムシリーズの最終生産型。
 陸上機動力は一年戦争当時最高であったが生産開始が遅れ、88機の生産にとどまる。
 MS-09H ドワッジ改
 G型の改良機で、主に指揮官機として使用された。
 ブースターの増強により、最高走行速度が20%向上し、さらに頭部センサー系の充実などが
はかられている。
主なパイロット:デザート・ロンメル
 MS-10 ペズン・ドワッジ
 MS-09をベースにした発展型。
 「局地戦用MS開発計画」により作られた機体で、ホバー走行が可能である。

 MS-09R リックドム
 主力機であるザクIIの戦力的低下および、後継機開発の遅れから、ドムの熱核ジェットエンジンを熱核ロケットエンジンに換装することで、空間戦闘用MSとしたもの。
 次期主力機となったMS-14生産までの間、多数が量産され、ジオン宇宙軍の主力MSとして活躍した。

 MS-06R-2 高機動型ザク
 MS-06RD-4 高機動型ザク
 MS-09R「リックドム」の量産を想定し、そのトライアルのために試作された機体。
 MS-09「ドム」系の生産ラインの流用を想定していたため、脚部はリックドムのものに換装されている。
主なパイロット:アイナ・サハリン

 MS-09RII リックドムII(ツヴァイ)
 MS生産改善プラン「統合整備計画」に合わせ、様々な改善が施された機体。その結果、09Rをしのぐ、完全な空間戦闘用MSとなった。
 大戦末期に生産されたため実戦参加した機体は少ないものの、史実から消されたU.C.0083の「デラーズ紛争」には、かなりの数の機体が参加したようである。
主なパイロット:カリウス