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■ MSZ-006A1編

 MSZ-006 Zガンダム
 MSZ-006A1(MSK-006) Zplus(A型)
 MSZ-006「Zガンダム」のウェイブライダー形態の有効性に着目したカラバが、再突入用ではなく、大気圏内長距離飛行用の可変MSに再設計した機体。少数ながら量産され、カラバによって大変有効に活用された。
 カラバは、このZplusだけで構成される特殊部隊を編成し、ガルダ級アウドムラに最初のZplus飛行体「18TFAS」を配備した。この「18TFAS」飛行隊長には、一年戦争の伝説的エース、アムロ・レイ大尉が就任している。
 通常のZplusは全身グレーの塗装であるが、アムロ・レイ大尉機を含む3機は、白と赤(オレンジ)のツートンカラーに塗装されている。
 Zplusの型式番号は「MSZ-006A1」であるが、これは連邦軍内でのものであり、カラバでは「MSK-006」とされる(カラバでの型式番号が「MSK〜」であるため)。
主なパイロット:アムロ・レイ
■MSZ-006A1 Zplus(A型)から派生する機体

 MSZ-006AIB Zplus(AIB型)
 A1型を攻撃機として改良した機体。
 D型と同時期にA型改良機として提出されたプランであったため、予算枠の関係から量産には至らなかったものの、数機が生産されている。
 MSZ-006B Zplus(B型)
 Zplusのパイロットの、機種転換訓練用に作られた複座機。
 Zplusは、カラバ初の可変MSであるため、当然ながら可変MS操縦経験のあるパイロットはおらず、空中での変形など複雑なGのかかる操作は、シミュレーター訓練だけでは十分と言えなかった。そこで、可変練習機として、A1型から何機かが改造された。
 MSZ-006BN Zplus(BN型)
 A1型に対地・対艦攻撃任務により適した改良を加えた実験機。
 目標までの低空侵入・攻撃に都合の良いようにリファインされた。主翼と垂直安定板は大型化され、機首センサー類は任務に適した物に換装された。
 MSZ-006A2 Zplus(A2型)
 ハイメガカノンのデータ収集用として、A1型の頭部にハイメガカノンを配した改造機。
 A1型から6機がA2型に改造され、3機が実戦配備されたものの、残りはパーツ交換用に分解されている。

■ MSZ-006C1/2 Zplus(C1/2型)

■ MSZ-009-2 プロトタイプZZガンダム 《→ MSZ-010編


 MSZ-006A3 Zplus(A3型)
 大気圏内仕様のA型の飛行性能を向上させるため、改良された飛行性能向上試作機。
 MSZ-006D Zplus(D型)
 エゥーゴ政権掌握後の連邦軍が、大気圏内仕様機としてアナハイム・エレクトロニクスより購入したA型を改良した機体。
 C型以上のパワーとA型以上の操縦性を備えたこの機体は、Zplusシリーズの中では最も高価(EWAC機であるE型は除く)であったが、その完成度ゆえに、連邦軍は制式採用し、ネオ・ジオン軍の進行部隊の制圧用に配備を行った。
 MSZ-006E Zplus(E型)
 早期警戒指揮機とするため、D型をベースにEWAC機能を搭載した機体。


 MSZ-006C1 Zplus(C型)
 量産性を高めるために大気圏内専用機とされたA1型の完成度に注目した地球連邦軍が、大気圏外仕様に再々設計した機体。
 基本的にA1型と同じであるが、真空中での冷却・生命維持用の装置を追加、エンジン、プロペラント容量の改善、小型熱核ジェットの増設など、細かな変更が施されている。
 高級MSではあるが、可変MSとしては大変安価であるため、少数が量産され、特殊な局面で大いに活躍した。
主なパイロット:シグマン・シェイド他

■MSZ-006C1 Zplus(C型)から派生する機体

MSZ-006A2 Zplus(A2型)
 MSZ-006C1/2 Zplus(C1/2型)
 C1型に、A2型の頭部(ハイメガカノン・テスト型)をセットした機体。登録の区別の為にC1/2型と呼ぶが、その他の箇所はC1型と変わらない。
 MSZ-006C1[Bst] Zplus“HUMMING BIRD”
 Zplusのムーバブル・フレーム構造を最大限に利用し、MSA-0011「Sガンダム」と同時に開発されたブースター・ユニットを手・足の代わりに装着するプラン。
 MSA-0011[Bst]「Sガンダム(ブースターユニット装着型)」の随伴機として計画されており、ウェイブライダーモードに使用を限定した超高速攻撃案である。愛称は“ハミングバード(はちどり)”。
 MSZ-006C4 Zplus(C4型)
 低軌道〜大気圏上層を守備範囲とする目的で、フライング・アーマーを搭載した機体。
 C1型は優れた機体であったが、大気圏内専用機であるA1型を改修した機体であったため、大気圏上層での機動では、フライング・アーマーを搭載したMSZ-006「Zガンダム」に劣ってしまった。そこで、フライング・アーマーを搭載するよう、C4型が再設計された。
 その優れた飛行性能を生かして、大気圏ターンを利用した低軌道戦闘や、敵の再突入時の奇襲攻撃などに大きな戦果を上げた。


 MSZ-006R Zplus(R型)
 生産性をより高めるため、ウェイブライダー形態への変形ではなく、バック・ウェポン・システムによる簡易変形を目的とした試作機。
 RGZ-91 リ・ガズィ