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■ ジン編

 YMF-01B プロトジン
 ジンの試作機で、秘密裏にロールアウトされた。
 現在では、ザフトの士官学校にて使用されている。
 制式量産機と比べるとスペック的に遙かに劣るが、それでもコーディネーターでないと、操るのは難しい。
 ZGMF-1017 ジン
 ザフト軍の開発した主力汎用MS。
 その性能は連合軍のMAを大きく上回り、本機の完成が連合軍との戦力バランスを大きくザフト軍に傾けることとなったと言っても、過言ではない。地球連合の主力兵器メビウスとの戦力差は圧倒的で、ジン1機撃墜するためには、メビウス5機が必要だと言われている。
 基本武装は、重斬剣と重突撃機銃であるが、作戦に応じて様々な武装が可能となっている。 
主なパイロット:ミゲル・アイマン
■ZGMF-1017 ジンのカスタマイズ機

 ZGMF-1017 ジン(イライジャ・キール専用機)
 基本的な性能はノーマルのジンと変わらないが、頭部に巨大なバスターソードが取り付けられている。
 バスターソード使用の際は、デリケートな頭部へのダメージを最小限におさえるため、頭部を180度回転させて使用する。
主なパイロット:イライジャ・キール

▼ZGMF-1017 ジン(グゥド・ヴェイア専用機)
 ZGMF-1017 ジン(イライジャ・キール専用機・改)
 ヴェイアとの戦いで大破した機体を、ヴェイア専用ジンのパーツを用いて修復した機体。
 ヴェイアに対して特別な想いのあったイライジャの意志により、使用されたヴェイア機のパーツは、そのままのカラーとなっている。
主なパイロット:イライジャ・キール
 ZGMF-1017 ジン(グゥド・ヴェイア専用機)
 「英雄ヴェイア」と呼ばれる腕を持ちながら、ザフトを脱走したグゥド・ヴェイアの専用機。
 両肩は増加装甲を取り付けたタイプになっており、全身に赤を主体とした塗装が施されている他、基本的な性能もジンとしては極限まで高められている。
主なパイロット:グゥド・ヴェイア
■ ZGMF-1017 ジン(イライジャ・キール専用機・改)
 ZGMF-1017 ジン(ミゲル・アイマン専用機)
 クルーゼ隊のパイロットで、「黄昏の魔弾」の異名を持つミゲル・アイマンの専用機。
 カラーリングがオレンジな点以外、外見は通常のジンと大差ないが、センサーやスラスターにチューンナップが施されており、機動力は通常のジンを遙かに超える。
 なお、このオレンジのカラーリングはテスト機カラーとも言われている。
主なパイロット:ミゲル・アイマン
 ZGMF-1017 ジン(叢雲劾専用機)
 叢雲劾がブルーフレーム搭乗前に乗っていた機体。
 航続距離の延長と軽量化、推力向上による機動性のアップが図られている。
 ミゲル専用ジンとの交戦により大破。
主なパイロット:叢雲劾
 ZGMF-1017 ジン(ジャン・キャリー専用機)
 「煌めく凶星『J』」と呼ばれるジャン・キャリーの専用機。鹵獲したジンを、白く塗装している。
主なパイロット:ジャン・キャリー
 ZGMF-1017 ジン(ウン・ノウ専用機)
 デブリ帯に浮かぶ衛星「グレイブヤード」に住む老人、ウン・ノウの機体。
 2本の実剣を装備し、ジャンク屋のロウにガーベラ・ストレートの使い方を教えた。
主なパイロット:ウン・ノウ
 ZGMF-1017 ワークスジン
 ザフト軍のジンを、作業用に改造した機体。
 改造されたバックパックは、機動力を捨てた代わりに、小回りが利くように小型化されている。また、センサーも、細かい作業に適したものに換えられている。
 ナチュラルに操縦できないため、あまり普及していない。
主なパイロット:リーアム・ガーフィールド


■ZGMF-1017 ジンから派生する機体

 ZGMF-LRR704B ジン長距離強行偵察複座型
 偵察用に特化したジンで、肩に装備する2基の大型レドームをはじめ、各所についているセンサーが特徴的である。複座式に改修されており、操縦担当と情報収集担当の2名のパイロットで運用するのが基本である。専用のスナイパーライフルを装備し、長距離からの狙撃が可能であるが、その威力は低く、ミストラルにさえ弾かれてしまう程である。
 ZGMF/TAR-X1 ジン戦術航空偵察タイプ
 ザフトの主力モビルスーツであるジンの派生機。
 一般的には戦域威力偵察機として知られているが、実質的には、実験的装備を搭載した機能評価用実戦テストベッドである。飛行能力を有し、TMF/TR-2と同等の、地上でのみ使用可能なステルス機能を備えている。重力下での飛行を行うため、オリジナル機にあった宇宙用スラスターはエアロシェル・システムに換装された。このエアロシェルは、初の量産型航空モビルスーツ「ディン」の原型となったものである。格闘戦用短槍と試験段階のビームライフルを複合させた火器が専用装備であるが、ビームライフルは試作段階で、その威力は敵パイロットの視力を奪う程度しかないため、作戦行動時には、重突撃機銃を携行するのが通例である。
 なおごく少数であるが、エアロシェル頭部に可倒式レドームを搭載した空中指揮統制機の存在が確認されている。
■AMF-101 ディン 《→ ディン編
 ZGMF-1017 ジン式典用装飾タイプ
 プラントでの様々な式典に参加するために、ジンにコスメック・チェンジを施した機体。
 外見の相違以外には、通常のジンと何ら変わる箇所はない。最大の特徴である式典用塗装は、特殊な塗料を用いて厚みが出るようになっている。装飾パターンは、荘厳な印象を受けるように設計されたものである。武装のライフルは、セレモニーでの発砲が前提となっているため、空砲しか使用できないようになっている。また、指揮官機はサーベルを装備するが、これも装飾用装備であるため、実戦での使用には耐えない。
 ちなみに、本機の初披露は、ユニウス・セブンの追悼式典であった。
 TMF/S-3 ジンオーカー
 ジンをベースに、地上用MSバクゥの戦術支援を目的に開発された派生機。
 ジンからの改装点として、運用範囲を地上に限定したことにより、不要となった宇宙戦装備の全面撤去と、それにより生じた空きスペースへの補助電源の搭載である。これにより、駆動時間の延伸が実現された。その他、各部への防塵フィルター増設と、駆動部に対するフレキシブル・ブーツ類の追加措置が施されている。しかし、開発コストはともかく、戦力的には微妙な位置付けの機体であった。
▼YF-3A ジンフェムウス
 UWMF/S-1 ジンワスプ
 ジンを、水中環境でも運用可能に改装した機体。
 名称のワスプ・タイプ(Water Adapted Search & Patrol Type「水圏適合索敵哨戒型」)が示すように、主な任務は哨戒・索敵および敵艦船・港湾施設への破壊活動と、水中MSの支援である。オリジナルのジンが、宇宙空間での運用を前提に開発されていたことから、耐水処理などに大幅な改修を施す必要はなく、低コストで水中用に仕上げることができた。水中用MSであるグーン、ゾノと比較すると、潜水性能、機動性、火力共に劣ることは否めないが、配備数の少ないこれらの機体をリーズナブルに支援する機体としては、有効な機体であると評価することができる。
 UWMF/S-1 ジンワスプ改
 UWMF/S-1「ジンワスプ」に、最新型のロレンツィーニ・センサーを搭載した改造機。
 それ以外はジンワスプと同じである。
主なパイロット:アンナ
 ZGMF-1017AS ジンアサルト
 ジンに追加装備アサルトシュラウドを装着した機体。
 ジンは傑作機であったが、後に連合が開発するであろう対抗兵器の投入による相対的な旧式化も早期の内に懸念されていた。そのため、後継機であるZGMF-515「シグー」の存在もジンの本格生産とほぼ同時期に公表されていたが、連合に比べ国力で圧倒的に劣るプラントにとって、安易な新機種の生産は即財政の圧迫に繋がる可能性がある。そのため、より安価な方法として現行機の改修及び追加装備による機能向上案が提唱された。
 アサルトシュラウドは追加装備案の1つとして生み出されたユニットで、強化装甲、増加スラスター、内蔵火器による総合的なスペック向上を目指した多目的装備であった。装備後は重量増加による運動性の低下という欠点も存在したが、これについてはパイロットが任意に装備を排除する事である程度問題の改善が図られている。また、装着する機体には特別な調整は必要無く、現地での換装が容易である。
 しかし、連合より奪取したGAT-Xシリーズの技術解析が進み、GAT-Xシリーズが数々の新技術を用いて生み出されている事が判明したため、その差はもはやオプションの追加のみで埋め切れるものではなく、結局はGAT-Xシリーズのデータを参照し完成されたZGMF-600「ゲイツ」を初めとする新型機の開発が主流となる。その結果、本機の生産は早々に打ち切られ、結局は少数生産にとどまった。 
■GAT-X102 デュエル・アサルトシュラウド 《→ X100系編
 ZGMF-1017AS ジンアサルト(カイト・マディガン専用機)
 プロのMSパイロット、カイト・マディガンが所有する機体で、機体の頭部から脚部にかけて巨大な白い十字型のペイントが施されているのが最大の特徴。
 機体性能自体は通常の機体とほぼ同等だが、カイト自ら設計した6連装リボルバー式専用銃を新たに装備している。これは通常の実体弾の他、ビームを射出するエネルギー弾の使用も想定されている。銃自体も実弾、ビーム用の2つの銃口を備え、弾種変更時にバレル自体を旋回させる事でモードチェンジを行う。また、下部に銃剣としてアーマーシュナイダーの刃が固定されており、格闘戦にも対応している。
主なパイロット:カイト・マディガン

■ ZGMF-515 シグー 《→ シグー編

■ YF-3A ジンフェムウス 《→ ザフト水陸両用編


 ZGMF-1017M ジンハイマニューバ
 ザフトの主力MSであるZGMF-1017「ジン」の機動性を向上させた機体。
 開戦当初に大量配備されたZGMF-1017「ジン」は、汎用性に優れた良機だったものの、戦争の長期化呼んだ兵器開発技術の急激な進歩によって、大戦後期には旧式機と化していた。ザフトは、その対応策として、次期主力MS・ZGMF-600「ゲイツ」の開発を進めたが、それまでの合間を埋めるために、ジンの延命プログラムを策定、実行した。その一環で開発されたのが本機である。
 機動性を向上させるために装備された背部の大型ブースターは、「ミーティア」の推進機関のプロトタイプとなった。あくまでも、ゲイツまでの繋ぎであったため、実用化済みの技術のみが採用され、ビーム兵器などの新技術は採用されなかったが、そのトータルバランスの良さから、本機を受領したパイロットからの評判は高かった。生産期間が短かったため、生産数はわずかであるが、その後も本機の配備を望む声が強かったことからも、その性能の高さが伺える。
主なパイロット:ミハイル・コースト、ラウ・ル・クルーゼ
 ZGMF-1017M2 ジンハイマニューバ2型
 ZGMF-1017M「ジンハイマニューバ」の改良型。
 ジンハイマニューバとは各部形状が大きく異なっているおり、武装面も含めてより近接戦闘向きな機体となっている。ごく少数が前大戦時に生産され、停戦後も一部の手の者により使用されている。
主なパイロット:サトー